真実の時間
2年半弱付き合って初めて、ドロドロの甘々だったかれぴに拒絶された。
目が覚めた。
私、また同じところに立っている
「いつも口だけ謝って、何も変わってないよ」
あれ、これって。
彼にそう言われて、私は子供の時のことを思い出した。父に、育ての親だった祖母に、繰り返し、繰り返し言われた言葉。
またこれだ。
かれに本当5歳児だねって言われて、傷ついたけど、
いや、その通りだったんだ。
私はまた、ここで躓くんだ。同じところ。人間としての初歩の初歩で。
25年も生きて何やってきたんだろうね。
彼に、俺といても辛いだけでしょ?見ててつらいもん。変わらなくていいんだよ。そのままでいればいいよ。
って言われて、突き放されたんでもなんでもなくて、その通りで。だってここまでそうやって生きてきたから。
でも私はまた同じところでつまずいて、いいのかな。一生5歳児のまま、人生を終えるんだろうか。
何も始まらないところにいる
変わりたい。