オタクをやめたら人生が色褪せた話
最近ご飯の投稿してないけどちゃんと毎日作ってます。FINCで管理してるんでわざわざ投稿するのめんどいだけです。生きてます
今日はオタクな話をしたいと思います。
はい、では、どうぞ。
物心ついた頃からオタクでした。
鉄オタゲーマーの父と絵描きの母の間に生まれた私は、生まれながらのサラブレッド。
私が産まれる前から、父は攻略図鑑に付箋をつけ自作のメモを挟み、ミュウ以外の全てのポケモンを捕獲していました。(歳バレ不可避)
小学生の時、学習塾に行く日は、必ず親にジュース代100円を貰えるのが我が家の習慣でした。私はそれをこそこそと貯めて、握りしめた百円玉で本屋とブックオフに通いつめ、手当り次第漫画を買い漁りました。
中学生の頃はクール毎に全てのアニメをチェックし、高校生になってからはパソコンで絵を描きSNSにあげてネット上の同志と交流を図り、大学生になってからはとうとう腐女子に転向して即売会でBL同人誌を買い漁り、社会人になってからは2.5次元ミュージカルの観劇のため全国津々浦々、諭吉を花粉症患者のティッシュ感覚で乱用しました。
どこにでもいる普通のテンプレオタクでした。
でも、毎日がバラ色で、楽しかった。
オタ友と過ごす時間が、至福のときでした。ソウルメイト、前世からの友達なんだ、そう信じて疑いませんでした。
お正月は推しカプの名前の神社に初詣に行き(炎上しろ)、夏コミの待機列で熱中症になり、クリスマスもみんなで推しの手作り仮面を被って女子会をして、ただただ毎日が充実していました。
この先もずっと、一生変わらずオタクなんだろうな。そう信じて疑いませんでした。
転機は訪れました。
あ、オタク辞めよう。
そう思った瞬間がありました。
月10万飛んでいたグッズ代は全額貯金に変わり、低金利を纏って静かに眠りにつきました。
通帳の残高が増えていくのと反比例するように、私の心は貧しく、荒んでいきました。
今となってはなぜオタクを辞めようなどという思考回路に至ったのか分かりません。
ただ、ひとつ言えるのは、
社会人は金が無い。
一人暮らしの家賃、光熱費、食費、交際費、奨学金返済、、エトセトラエトセトラ。
実家でぬくぬくと過ごし、朝から晩まで働いてかき集めたバイト代を全額推し事につぎ込むことの出来た学生時代とは話が違います。
特に都会の家賃はバカ高い。物価も高い。しぬ。
今思うと、将来への漠然とした不安…特に金銭面的なことがそうさせていたのかな、と思います。
オタ活を辞めたばかりの時は、それはそれはもう、病みまくりました。
生きてる意味ってなんだろう。そう思って、毎日自殺を考えていました。これガチ
あの楽しかった日々の反動といったら、本当にヤバいです。
友人たちの中でも、私オタク辞める!と高らかに宣言し半年後オタ垢で絵を投稿しまくったり小説上げまくったりするオタクを何人も見てきました。
みんなこんな苦しい思いをして戻ってきていたんだな…と。
幸い私は何とか鬱気を抜け、シャバの空気を再び胸いっぱいに吸い込み美味しいものを作って食べて筋トレを始めました。ウォーキングもして、海外から取り寄せたプロテインを飲み始めました。栄養素も気遣い、PFCバランスを守りながらグルテンフリーを気にし始めました。
あれ、なんか健康オタk
完全にオタ活を引退して、SNSも全部消したけど、いまだにゆるゆる、ほんとーーーに暇な時にはアニメを見ます。
その度に、あー、日本の文化ってやっぱ神だな、と。
思います。つくづく。(オタクじゃん。)
でもね、なんかとにかく、あのころのワクワクとか、キラキラとか、無我夢中な感じとかは、もう全く感じなくなってしまった。
とか色々考えて思ったけど、これってオタ活卒業した云々と言うより
歳???????????